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コラム

「誰かのために何かをやりたい人」は浮気性

コロナ禍で、売り上げが落ちなかったレストランがある。
フレンチ料理のレストランSio(東京都渋谷区)。

その動きはイノベーションそのもの。まずは、高級料理のレシピを公開した。再現性を高めるため、包丁も持ったことのない人々にどう料理してもらえるか、を頭においてレシピを公開に踏み切ったという。加えて高級な弁当を販売(2人前で13500円)。
でも、店舗より安い価格。これでレストラン体験をしてくれた人が多く、名刺と同じ効果を得た。
そして、このムーブメントが子供のいる家庭などに刺さった。

店長の鳥羽周作さんと従業員はコロナ禍で考えた、という。この苦境をどう過ごすか。
出た答えは「原点に戻ろう。お客様のためにできることをすべてやろう」。

「誰かのために」「何かをやりたい」という、個人、企業は強い。なぜなら、やり方を柔軟に変えていくからだ。ITに強い弁護士しかり、SNS相談を始める心理士しかり。そこには「自分だけのために我を通す」という姿勢は1ミリもない。
他人のためにやりたいことに、人は夢中になれる。努力はしょせん、夢中にかなわない。だから、強い。コロナ禍を自由に泳ぐ。

企業でも同じこと。お客様により良いサービスを提供したい、と戦力を探していたら丁度いい人がみつかった。
それがたまたま外国人だった。そんな会社は100年後もやっぱり素敵だ。

(中條幸子)