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コラム

評価軸は変わるか?

GDP(国民総生産)の下落が止まらない。評論家という職業の方々の中には「このままでは自殺者が増えるばかりだ。
経済の悪化と自殺は強い相関がある‥」という人もいる。

だが、ちょっと待て、と言いたい。コロナの前。それまでは大量生産、大量消費の時代の思考のまま、イノベーションを起こさず、
企業に何かあれば人を投入して、擦りへるまで労働者を酷使していた。

しかし、ここにきて一挙に変わった感がある。
別にいいじゃないかハンコなくても、通勤電車に乗らなくても、一等地にオフィスを持たなくても。

確かに収入は減った。しかし、だからこそ、人は何にお金を使うか、絞り始めた。
ここに金を投入するといえるのは、“その人の人生を好転させる”個人、企業、商品だ。

私の友人の男性は天才エンジニアだが、うっかりの忘れ物、スケジュール管理ミスが多い。その彼がお金を出しても買ったものはアップルウォッチ。心拍を測ったり、スケジュール管理をしてくれるという。ただ時を刻む、という日本の時計会社が苦戦を強いられているとは正反対だ。納期や会議への参加など、仕事がうまく回り始めた彼は「アップルウォッチだけは絶対に外せない」という。

評価軸が変わりつつある。このまま変わり続けるか、という未来予想は意味がない。変えなければならないと思う。

(中條幸子)